台湾の台北MRT(台北捷運公司)は、市民の足だけでなく観光客にとっても移動しやすく、構内もクリーンでとても便利です。
台北市内の碁盤の目にそって、縦と横に路線が入り組んで運行しているため、松山空港や近距離の観光スポットだけでなく、郊外の淡水や猫空まで行けます。
中山記念堂、台北101、行天宮などは駅名のとおりすぐ近くに観光スポットがあって観光しやすいです。
国立故宮博物院へは士林駅からタクシー、忠烈祠へは劍潭駅か圓山駅からタクシー、とタクシーを組み合わせても行くと便利です。
それでは、路線図や運行状況、また切符の買い方やホーム車内での注意事項などについて説明します。
目次
台北MRTの路線図
各駅には、台北MRTガイドという案内があり無料でもらえます。
旅を始める前にゲットしましょう。
台北駅1階ロビー西南のトラベルインフォメーションでも入手可能です。
ポケットに入れておくと、MRTでの移動や乗換の時便利です。
観光スポットの行き方なども掲載されていて、旅行者に役立つ情報ばかりたくさん載ってます。
日本語版があります。
台北MRTの路線は数本ありますが、観光のメインになるのは、淡水信義線・中和神羅板南線・中和新蘆線などです。
それぞれ、赤・青・黄色で色分けされています。
乗換のとき駅内でも間違わないようにしてください。
台北MRTの路線図は、こちら↓
私の大好きなガイドブック「タビトモ」にももちろん表紙の裏に、MRTの路線図が掲載されていますが、それに加えて高雄のMRTの路線図も掲載されています。
まさに旅行者のかゆいところに手が届く情報ですね。w
台北駅ー桃園空港線
台北桃園空港から台北駅をむすぶ桃園機場線というのが、2016年予定になっていますが、延期されています。
これができれば、所要時間約35分程度で桃園空港から台北駅へ移動できます。
空港バスだけでなく、桃園空港からのアクセスが便利になりそうです。
今後の動きに、期待します。
追記:2019年現在開通しました。より便利になりました。
台北MRTの始発・運行状況
運行時間は、おおまかに早朝6時から24時です。詳細は各路線によって違います。
日本と同じで、朝夕はラッシュアワーになります。
朝 | 夕方 | |
ラッシュアワー | 7:00~9:00 | 17:00~19:30 |
電車の運行状況は、路線によって違いますが大体以下の通りです。
ピーク時 | オフピーク時 | 23時以降 |
約2~8分 | 約4~12分 | 約12分~15分 |
※MRT台北駅の始発終電は以下の通りです。
始発 | 終電 | |
MRT台北駅 | 朝6:00 | 夜中00:35~45 |
松山空港とのアクセスに注意してください。
料金と切符(トークン)の買い方
料金は初乗り20元から、距離により50元まで。
子供料金はなくて身長115センチ以下は無料になります。
115センチ以上でも、6才未満であることを身分証明書を提示して確認ができれば、無料になります。
お子様を抱いたり、一緒に入場する場合は2人まで無料になります。
切符は、窓口での購入のほか自動券売機で購入できます。
自動券売機で切符を買う前に、上を見上げると路線図があり、自分が行こうとしている駅までの料金が書いてありますのでまず確認します。
画面は、英語・日本語も選べるので操作も簡単です。
- 画面で日本語を選択します。
- 先ほど確認した目的地までの料金と人数をタッチ。ひとりは不要。
- お金を投入して待ちます。
- しばらくするとICチップの青いトークン(切符)が出てきます。
改札口では、購入したトークンをトークンとカードの絵が描いてあるところへかざすと、赤い扉があきますのでそのまま通過できます。
改札口を出るときは、トークン投入口があるのでそこへトークンを入れると出られます。
ホームの様子、車内での注意
台北101/世貿(Taipei 101 World Trade Center)駅のホームの様子です。
行き先方面の最終停車駅が表示されており、行き先方面の表示が濃くなってますので、目的駅がある方面で乗車します。
車内・ホームでは、禁煙および飲食禁止です。ガムもダメです。
ビンロウもダメです。w 違反すると1,500元の罰金です。
構内のエスカレーターでは、左側を開けて右側にみんな立ってます。日本と逆ですね。
悠遊カード
日本のSuicaのような、チャージができるカードで運賃が20%割引になります。
台北MRT駅窓口や券売機、コンビニなどで購入およびチャージが可能で、バスやタクシー、高鉄などに使用できます。もちろんコンビニでも使用できます。
しかし、日本のSuicaと違って購入するのに100元かかります。これはデポジットではありませんので返却時には戻ってきません。
返却時には返金手数料がかかりますが、3か月以上使用して5回以上使用したカードは、返金手数料がかかりません。
長期滞在者の方向けだと思います。
その都度チャージするのも面倒だし、買い物のおつりの小銭を使うのにちょうどよかったので、私は購入しませんでした。
旅の思い出と思って買えば、小銭のわずらわしさから解放されるかもしれません。
一日乗車券と時間券
一日乗車券の代金は150元。
MRT各駅のインフォメーション窓口で購入可能です。
改札を通った時から有効になります。
早朝6時から24時までの運行時間内に、距離に関係なく、乗り放題で何回でも乗車できます。
おひとり様一枚で購入。
時間制の24/48/72/時間券があり、それぞれ金額は180/280/380元です。
こちらも改札を通過したときに有効になり、その時からそれぞれ24/48/72/時間、有効になります。
時間内は、乗り放題で何回でも乗車が可能ですが、使えるのは運行時間内になります。
こちらも、おひとり様一枚で購入して下さい。
自転車の持ち込みについて
最近、自転車で台湾島を一周するという環島(ファンダオ)が流行っています。
台北MRTでは、自転車を持込みすることも可能です。
以下の駅では持込みができませんので注意。
- 淡水駅
- 台北駅
- 大安駅
- 忠孝復興
- 南京復興駅
- 文湖線各駅
上記2~5の駅では乗換もできません。
駅構内ではエスカレーターを使用せずエレベーターを使用してください。
電車の先頭車両もしくは最後尾車両から乗車します。そして、指定の場所へ駐輪します。
片道80元ですが、これに自分の乗車料金もかかります。
早朝6時より終電時間まで持込み可能です。