龍山寺の正式名称は艋舺龍山寺といいますが、この「艋舺」とは、周辺の地名のことで、日本統治時代に万華となり、中華民国になって「萬華」となりました。
艋舺という名は今でも残っており、龍山寺の前の公園やとおりの名に見ることができます。
萬華地区は台北市のなかでも古くからの歴史があり、港町として栄えた下町で、一本裏通りに入ると台湾マフィアが牛耳るお店があったり、ディープなところで治安はあまり良くありません。
君子危うきに近づかずで、近づかなければ大丈夫ですが、夜の女性のひとり歩きはおすすめできません。男性も気を付けて観光してください。
目次
華西街夜市の行き方
龍山寺のすぐ横、西園路一段の一本西側通りです。龍山寺からも歩いてすぐです。
華西街観光夜市の派手な看板がついた門があるのですぐにわかります。
長い通りがアーケードになっていて、雨の日でも濡れることなく観光できます。
華西街台南但仔麵
通りの中心にある華西街台南但仔麵は、華西街で屋台から出発した歴史のあるお店です。
水槽に入っている食材から頼むオーダー方式を取り入れたのはこのお店が発祥で、今では人気のスタイルになっています。
ヨーロッパのような豪華な内装のお部屋で、ウェッジウッドのお皿に料理を盛って出してくれるレストランで、お値段はそれなりですが、日本人観光客にも大人気です。
蛇や亀など滋養強壮ものもあり
華西街台南但仔麵を中心に、海鮮ものを出すお店がたくさんありますが、普通と違って海鮮ものでも見たこともないようなものや、すっぽんなどが水槽の中に陳列してあります。
なかには、蛇や亀を扱っているお店があり、蛇がそのまま檻に入っていたり、瓶詰にされていたりと滋養強壮ものがたくさん並んでます。
台湾で初めて観光夜市となったところで、古くからあり、他の夜市のように小吃屋台がたくさんあるわけではなくて、場所柄かこのような特殊なお店や年代の高い層むけのお店が多いです。
変な看板発見!足つばマッサージ
ほどなく抜けると、変な看板を発見しました。
足つばマッサージ?
もちろん「足つぼマッサージ」の間違いでしょうけど、本当にあったらべとべとで気持ち悪いです。w
この辺は、マッサージやら養生会館やら怪しいお店がたくさんあります。
滋養強壮ものが売っているお店があるのもなんとなく納得してきました。
梧州街夜市へも行ってみた
ここで、左折して梧州街夜市の方へ行ってみます。
入口に「梧州街行人徒歩區」と書いてあり、歩行者天国になってます。
いきなり、SPAがあってディープなにおいがさらにしてきました。
さらに進むと、小吃屋台がたくさん出てきました。
なんともおいしそうに牛肉を鉄板で焼いている屋台や、魯肉飯が20元のお店もありました。
先に進むと、原色の看板でお酒を出すようなお店が増えてきて、どんどん怪しい雰囲気になってきました。
屋台が切れたところで、街娼とおもわれる女性がたくさんいました。
ひとりの街娼の女性に声をかけられましたが、中国語でさっぱりわかりませんでした。
君子危うきに近づかずでその場をすごすごと立ち去りました。
そういえば龍山寺にもキャバ嬢みたいな人が、、、
そういえば、龍山寺でお参りしていたときに、日本で言えば、場末のキャバレーのキャバ嬢みたいな衣装をきた女性(スミマセン)が、お参りしていました。
この周辺が、そういった土地だというのも納得できました。
龍山寺がたくさんの方の信仰を集めているのもうなづけます。
萬華地区の華西街と梧州街
途中、街娼に声をかけられたり、通りの雰囲気がヤバくなってきたので、早足で歩き龍山寺駅周辺に戻ってきました。
華西街からぐるりと梧州街をとおって左回りに一周した感じです。
下町として、その昔、栄華をはなった萬華ですが、いまはもうすっかりさびれているようでした。しかし、その猥褻な雰囲気はいまでも感じることができます。
浅草や西成的なノリで、おっちゃんが昼からコップ酒をあおったり、けんかしたりみたいな雰囲気といえばわかりやすいでしょうか。(笑)
繰り返しますが、夜の女性のひとりあるきはおすすめできません。男性も気を付けて観光してください。